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売れない別荘を手放すには?おすすめの処分方法や相続放棄のポイントとは

売れない別荘を所有していたり、相続することになり困っているという方は多いのではないでしょうか。資産価値がなく、ただ所有しているだけの別荘は、別荘管理費用や税金といったコストがかかる上に、売却や処分することも簡単ではありません。

本記事では、そんな売れない別荘を所有しお困りの方のために、別荘が売れない理由や処分方法、また出来るだけ高く別荘を売却するポイントなどを紹介しています。別荘のことでお困りという方は、ぜひ参考にしてみてください。

別荘が売れない理由とは

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別荘は、通常の不動産より売りづらいと言われています。別荘は、一般的に避暑地等に位置しており、交通の便が悪く、定住するには需要がない土地に建てられていたり、また管理の手間がかかるため、買い手が現れずらくなっています。

特に別荘の場合は、通常の住宅のように常時使用しないにもかかわらず、別荘管理費用を支払い続ける必要がある点も、買い手にとってはかなりの負担となります。

別荘を手放すのにおすすめの方法5選

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別荘を処分するには、通常の不動産とは異なる方法が適している場合もあります。ここでは、別荘を売りたくても売れない、処分方法がわからないという方のために、別荘を処分するためにおすすめの方法を紹介します。

別荘管理会社に引き取りを依頼する

別荘を処分する際にまず考えたいのが、管理会社に引き取りを依頼することです。別荘の管理会社は、無償~安価で購入してくれるケースや、管理費の数年~数十年分を支払うことで、別荘を引き取ってくれるケースがあります。

あまり成功率は高くありませんが、あらかじめ信頼関係がある取引相手となるため、安心して取引ができます。もし引き取ってもらえる場合は、依頼を検討してみましょう。

別荘専門の引き取り業者に依頼する

別荘の場合は、専門の引き取り業者に依頼するという方法もおすすめです。別荘専門の引き取り業者は、別荘の引き取りについてのノウハウや専門知識があり、通常の不動産会社で断られてしまった物件であっても、引き取ってもらえる可能性があります。

引き取りについては、有償となりますが、管理費を支払い続けることを考えると、有効な選択肢といえるでしょう。

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隣地の所有者と取引する

別荘は隣地の所有者と取引して処分することもできます。オーナーによっては、別荘を拡張したいといった要望を持っている可能性もあるため、交渉次第で隣地の所有者に譲り渡すことが出来る場合があります。

交流がない場合、いきなり依頼することは難しいですが、法務局で土地家屋の所有者を調べて、手紙などでコンタクトを取ることも出来るので検討してみましょう。

マッチングサイトを利用する

処分方法として、マッチングサイトを利用する方法も有効です。マッチングサイトは、自宅から気軽に登録でき、全国の人を対象に取引できます。

マッチングサイトは、取り引きに関心が高い人が集まっていて、成約率が高いのが特徴です。サイトによっては、利用に手数料がかかる場合がある点に注意しましょう。

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自治体に寄付する

自治体によっては、不要な土地等を引き取ってくれるところもあり、別荘も対象となります。自治体に寄付することができれば、無償で別荘を処分することができます。

ただし、自治体に寄付する場合は、自治体が管理する費用を賄える収益性が必要です。別荘地の場合、引き取ってもらえる可能性は非常に低くなっている点を覚えておきましょう。

別荘は相続放棄した方がいい?注意点を解説

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別荘は、相続で取得するパターンが少なくありません。その際に、相続放棄をした方が良いのか判断することはなかなか難しいことでしょう。ここでは、別荘を相続する際の注意点を解説します。

別荘のみの相続放棄はできない

不要な別荘を相続することは、処分の手間等を考えても、避けたいと考える方は多いことでしょう。しかし、相続の際に、別荘のみを相続放棄するということはできません。相続放棄を選択すると、預金や有価証券など、その他の財産も放棄する必要があります。

そのため、その他の財産を相続したい場合は、相続後に別荘のみを処分するといった手段をとる必要があります。

管理義務が残ってしまう場合がある

別荘の管理義務を免れるためには、相続放棄が有効ですが、例外的に管理義務が残ってしまう場合がある点に注意しましょう。具体的には、「相続人が現に財産を占有している場合」に管理義務が残ります。

別荘地の場合は想定しずらいケースですが、故人の親と一緒に居住・使用していた等にあてはまる場合は、管理義務が残る可能性があるため注意が必要です。

別荘を放置しておくと起こるリスクとは

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別荘は、なかなか処分しづらいため、ついつい放置してしまっているという方もいるでしょう。しかし、別荘を放置しておくと、トラブルに巻き込まれるなど様々なリスクがあります。ここでは、別荘を放置しておくと発生する可能性があるリスクについて紹介します。

管理会社へ支払う、別荘管理費用がかかる

別荘を使える状態にしておくためには、清掃や設備の点検といった管理をしておく必要があります。別荘地の場合は、管理を管理会社に委託している場合がほとんどであり、別荘を放置している間も、管理会社に別荘管理費用を支払い続ける必要があります。

税金の支払い義務

別荘は、不動産であるため、例え全く使用していなくても、税金の支払い義務があり、毎年発生する固定資産税を払い続けていく必要があります。収益性がなく、放置している別荘の税金を払い続けることは、所有者にとって大きな負担となります。

特定空き家に指定される可能性

別荘を放置しておくと、特定空き家に指定される可能性があります。別荘を空き家とみなされ、行政からの助言や指導に従わずにいると、勧告により特定空き家の指定を受けてしまいます。

特定空き家に指定されると、固定資産措置の軽減措置の適用外となり、税金が高額となったり、管理費を請求されるといった不利益を被る可能性があります。

事件・事故に巻き込まれる

別荘を放置しておくと、事件、事故に巻き込まれるかもしれません。たとえば、敷地内の木が隣地に倒れる、空き巣に入られる、不法投棄をされるなど、意図せず様々なトラブルが発生してしまう可能性があります。

もし所有している別荘が原因で他者に損害を与えてしまった場合は、損害賠償を求められる可能性も考えられます。

詐欺に合う

別荘の処分が難しいからと放置していると、その弱みにつけこんだ詐欺にあってしまう可能性があります。たとえば、別荘を買い取ると言い寄ってきた業者に、別の土地を売りつけられる「第二の原野商法」も横行しています。また、買い取りを謳っているのに、詐欺まがいの行為に誘導されるといった事例もあります。

業者から連絡を受けた際は、詐欺業者でないのかを充分に確認するようにしましょう。

政府広報オンライン「原野商法」再燃!「土地を買い取ります」などの勧誘に要注意

別荘を少しでも高く処分するためのポイントとは

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別荘を処分するなら、少しでも高く処分したいですよね。ここでは、別荘を高く売るためのポイントを紹介します。

土地・建物を綺麗にしておく

別荘を少しでも高く売りたいなら、土地、建物はできるだけ綺麗にしておくようにしましょう。たとえ築年数が浅かったとしても、土地が荒れていたり、建物が汚いとそれだけで評価が下がってしまいます。別荘の処分を検討する場合は、草を刈っておく、掃除をしておくなど、まず外観を綺麗にしておきましょう。

関係書類を準備する

いつ別荘の買い手が現れてもいいように、常に関係書類を準備しておくことを忘れないようにしましょう。用意しておく書類は、本人確認書類や実印、登記済権利証(または登記識別情報)、固定資産税納通知書などです。

書類がないばかりに売却のタイミングを逃してしまうことがないよう、準備をしておくことが大切です。

パンフレットを用意する

別荘を処分する場合は、パンフレットを用意しておくようにしましょう。別荘地では、実際に現地で案内をすることが難しい場合があります。そのため、自分がいない時でも物件の魅力を伝えられるようにパンフレットを用意しておきましょう。

パンフレットには、別荘の魅力や価格など、取引にあたって必要な項目を記載しておくといいでしょう。

まとめ

不要な別荘は処分するのも所有しておくのも大変ですが、処分が遅れる分だけ負担も大きくなります。すでに利用しない別荘を所有している場合は、本記事を参考にぜひ処分を検討してみてください。

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